同じことを言っているのに印象が全く違う言葉の選択

同じことを言っているのに印象がまったく違う言葉の選択

言葉の選び方って、とても面白いと思います。

同じことを言っているのに、聞いている方にとって不快な印象を与える言葉と、楽しさを増してくれる言葉があります。

例えば、先日、時間や場所は、まちまちですが、私は3人のお客様に、ある同じ提案をしました。

その反応が三者三様で、結果も三者三様だったのが、とても面白かったです。

Aさん:「それ、とても面白いですね!すぐにやってみます!」

Bさん:「今月中にはやりたいので、いろいろとサポートして下さい。」

Cさん:「やりたいですが、いろいろな勉強をしないと、これはできないですよ。」

これ、言っていることは同じなんです。

3人共、やりたいんです。

やるためには、学習と経験が必要なんです。

それに対する障壁を自分の中でどう解決しようとしているのか、そこが大きな違いなんです。

Aさんは、自分でなんとか解決しようと頑張る人です。

Bさんは、サポートが必要ですが、少しサポートすれば、すぐに軌道に乗ってしまいます。

Cさんは、やりたい気持ちはあるのですが、まず、できない理由を探します。

その結果、Aさんは、翌日から始め、私のサポートが必要な場面だけサポートを受け、あとは試行錯誤でやり切ってしまいました。

Bさんは、時間はかかりましたが、サポートしたとおりに動いてくれて、2週間でものにしました。

Cさんは、それ以来何の連絡もありません。

話し方は、その人の考え方のベクトルに左右されます。

「~したいから、~する!」

こういう話し方をする人は、常に前向きで、会話をしていても気持ちがいいです。

「~しないと、~できない!」

否定語を連発していますが、言っていることは同じです。

ただし、こういう人と話していると、こちらの言葉を否定されたように感じてしまうので、だんだん嫌気が差してきます。

単なる話し方の癖ですが、言い方を変えれば、思考の癖でもあるのです。

話している本人ではなかなか気付きません。

他人に自分の悪い癖を指摘されて素直に修正しようとする人は、もともとネガティブな話し方はしません。

他人にアドバイスをされても、それを修正できない理由を考え始めてしまうのが、ネガティブな話し方をする人の特徴です。

私も、自分の言葉の選び方が、相手に与える印象はどうなのか?

ちょっと意識してみようと思いました。

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この記事を書いた人

長い間女性専用のセラピストとして働いています。私は心理学の博士号を持っており、特に女性が直面する多くの問題――例えば、キャリア、家庭生活、恋愛、夫婦関係、自己肯定感に関する問題――に焦点を当てた研究と臨床経験が豊富です。

多くの人が疑問に思うかもしれませんが、「なぜ男性が女性専用のセラピストに?」という質問には明確な答えがあります。私は長い間、男女の問題に対する異なる視点やアプローチがどれほど有益かを研究してきました。多くの女性が男性セラピストからも有用な意見や視点を得られると感じています。そのため、私の専門知識と経験を通じて、女性専用の安全な環境を提供することに力を入れています。

セラピーセッションでは、個々のクライアントが抱える問題や疑問に対して尊重と共感をもって取り組みます。無理なく自分自身を解放できるような環境を整えることが、私のセラピストとしての目標です。

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