クレーマーがクレームをつける理由

俗にいうクレーマー。

そんなことに、なぜクレームを付けるんだろう?と思うような些細なことにクレームを付けます。

先日、100円ショプで働く店員さんとじっくり話をする機会がありました。

その店員さんが働くお店にも、とんでもないクレーマーがしばしば現れるようです。

別のお客様の対応をしている最中にもかかわらず、お店に入ってくるなり、「万力はどこにある?」と聞いてきたそうです。

「少々、お待ち下さい」と、ほんの1分ほど接客中のお客様の用を済ませてから、万力のお客様のところに向かうと、「客に対する態度が悪い!」と怒鳴りつけられたといいます。

また、聞いたことのない商品の名前を言われ、「別の者に確認してまいります。」と別の店員に、その商品って何?と聞きに行ったら、「この店の店員は、自分の扱っている商品のことを何も勉強していないのか!!」と怒鳴られ、店長を出せとまで言われたそうです。

そんな店員さんに、わたしは質問を受けました。

「クレームを付けられないようにするには、どうすればいいでしょうか?」

わたしの返した言葉は、こうです。

「それは、無理です!」

だって、クレーマーは、理不尽だからクレームを付けているわけではないからです。

クレームを付けたいから、クレームを付けるための材料を細部にまで目を凝らして探しているのです。

「100円ショップで買った工具が、何度も使っているうちにダメになってきた。」

普通の人なら、「そりゃそうだよね、100円だもんね。」と思うようなことでも、クレームをつける材料にしてしまいます。

だから、ことを荒立てたくないのなら、そんなクレーマーには、申し訳無さそうな表情を作って、頭を下げておくしかありません。

クレーマーは、店員さんに頭を下げてもらうためにクレームを付けているのですから。

典型的な、弱い者いじめ体質ですね。

立場の弱いと思われる人には、上から目線で自分を大きく見せようとするわけです。

自分でお客さんを選べない仕事をしている以上、そんな理不尽さを受けることも、仕事の一つだと思って諦めるしかありません。

それに耐えられないのであれば、自営業をするなりして、自分でお客様を選べるような立場になるしかありません。

サラリーマンだって、公務員だって、理不尽なことばかりですからね。

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この記事を書いた人

長い間女性専用のセラピストとして働いています。私は心理学の博士号を持っており、特に女性が直面する多くの問題――例えば、キャリア、家庭生活、恋愛、夫婦関係、自己肯定感に関する問題――に焦点を当てた研究と臨床経験が豊富です。

多くの人が疑問に思うかもしれませんが、「なぜ男性が女性専用のセラピストに?」という質問には明確な答えがあります。私は長い間、男女の問題に対する異なる視点やアプローチがどれほど有益かを研究してきました。多くの女性が男性セラピストからも有用な意見や視点を得られると感じています。そのため、私の専門知識と経験を通じて、女性専用の安全な環境を提供することに力を入れています。

セラピーセッションでは、個々のクライアントが抱える問題や疑問に対して尊重と共感をもって取り組みます。無理なく自分自身を解放できるような環境を整えることが、私のセラピストとしての目標です。

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