多くの人から好かれる人がいます。
いつも仲のいい友達に囲まれて、笑顔の絶えない人。
反対に、なぜか人から嫌われてしまう人がいます。
人とつながるんだけど、しばらくすると、ぽつっとその関係が切れてしまう人。
「なぜ、私からは人が離れていくんだろう?」
そんな悩みを打ち明けてくれる人は多いです。
そんな人の特徴はいくつかあります。
まずは、話し方・・・いえ、話す内容ですね。
人から好かれる人は、あるがままの状態に楽しみを見つけます。
例えば、美味しいと評判のレストランを紹介してもらった時、人から好かれる人は、料理のいいところを見つけ出し、それを話題にします。
「このステーキソースって、深みがあって美味しいよね!」
「このスープは何で出汁をとってるんだろう?食べたことのない美味しさだね!」
そんなことを言われたら、そのレストランを紹介した人だって嬉しくなり、会話は自然に弾みます。
「私が先週食べた料理もこれに似た味で美味しかったよ!また今度一緒に行こうよ!」
「このスープはシェフが5時間もかけてダシを取ってるんだって!」
人が離れていく人は、こんなとき真逆の会話をしてしまいます。
「このステーキソース、もう少し甘みがあると良いのにね。」
「このスープ美味しいんだけど、もう少し魚介の味が出ていればいいのにな~」
こんな言葉に、話題が弾むはずはありません。
「お前個人の好みに合わせた味付けをしてるわけじゃないんだよ!」と嫌味の一つも言いたくなってしまいます。
同じものを食べたり、見たり、聞いたり、触ったり、使ったりしたとき、そのもののいいところを瞬時に見つけ出して、それを表現できる人の周りには人が集まってきます。
「もっと、こうだったらいいのに!」と、すかさず不足しているところを見つけ出して、それを口にする人からは人が離れていきます。
いいところを見つけ出す人には、贈り物だってしたくなります。
贈ったものに喜んでくれて、その贈り物のいいところを褒めてもらえるわけですから。
不足しているところを見つけ出す人には、怖くて贈り物なんてできません。
「Tシャツだ~!ありがとう!嬉しい!・・・でも、背中にもミッキーのプリントがしてあるといいのにな!」
こんな事を言う人には、二度と贈り物はしないと誰もが思ってしまいます。
問題なのは、相手が嫌な思いをしていることに、本人が気づいていないことです。
自分の好み、自分の価値観を押し付けていることに気づいていないのです。
そうなんです。
「みんなが私から離れていってしまうのは、なぜでしょう?」
その答えは、ひとつなんです。
「あなたが、みんなの気持ちを想像する力が足りないから。」
これを改善するには、立場を逆転した場面をリアルに想像してみることです。
自分が贈り物をしたときに、そんなことを言われたらどう思うのか?
一緒に食事をしているときに、そんな会話をしたら楽しいか?
多くの人は、それでなんとなく気づきます。
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