不幸を演じる人は本当にどんどん不幸になっていく

LUNATIC BLOG

私はかわいそうな人。

それを演じたい人がいます。

おそらく不幸を演じれば、誰かがなんとかしてくれると思うのでしょう。

でも実はそれ、全く逆効果なのです。

例えば風邪をひいて寝込んでしまい、食べようと思えば、食べられる程度に体がだるいとき。

近くにいる人が、何か温かいものを作ってあげようか?と聞いたとします。

ちゃんと愛情を受け止めることのできる人は、その言葉に応えるため、あまり食欲がなくても「うん、お願い。」と多少無理してでも、相手の好意を受け入れます。

もちろん、本当に食べられない時は別です。

一方、かわいそうな人を演じたい人は、食べられそうなときも「要らない」と相手の好意をはね返します。

食べることもできないかわいそうな私を演じるためには、相手の好意を受け入れるわけにはいきません。

相手が気遣って、お粥や雑炊を作っても、せっかく作ったから食べてあげたいという心の余裕がありません。

作ったものが冷えて無駄になったとしても、かわいそうな私を演じることを優先します。

相手は、どんなに気遣っても受け入れられないと分かれば、そっと距離を取るようになります。

この人が風邪をひいて寝込んだら、放っておいた方がいいと思うようになります。

日常も同じです。

かわいそうな私を演じる人からは人が離れて行きます。

かわいそうな私を演じることにはなんのメリットもないということに気づかず、結局は寂しい思いをします。

そして、「わたしはひとりぼっち・・・」と更にかわいそうな私になり切ってしまいます。

誰にも相手にされず、一人ぼっちの人は、誰もかわいそうとは思わず、助けようとも思ってくれません。

不幸を演じる人は本当にどんどん不幸になっていきます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

長い間女性専用のセラピストとして働いています。私は心理学の博士号を持っており、特に女性が直面する多くの問題――例えば、キャリア、家庭生活、恋愛、夫婦関係、自己肯定感に関する問題――に焦点を当てた研究と臨床経験が豊富です。

多くの人が疑問に思うかもしれませんが、「なぜ男性が女性専用のセラピストに?」という質問には明確な答えがあります。私は長い間、男女の問題に対する異なる視点やアプローチがどれほど有益かを研究してきました。多くの女性が男性セラピストからも有用な意見や視点を得られると感じています。そのため、私の専門知識と経験を通じて、女性専用の安全な環境を提供することに力を入れています。

セラピーセッションでは、個々のクライアントが抱える問題や疑問に対して尊重と共感をもって取り組みます。無理なく自分自身を解放できるような環境を整えることが、私のセラピストとしての目標です。

コメント

コメントする