「どうして、そんな言い方をするの?わたし、なにか悪いことした?」
そう言って、相手の気持ちを聞き出すことが出来れば、
「そういうことだったのね、私が悪かったね。」
と謝ることができます。
多くの人は、こういう感性を持ち、問題は解決できます。
しかし、たまに自分しか見えていない人がいます。
「どうして、そんな言い方をするの?」と聞くまでは他の人と同じです。
ところが、自分しか見えていない人は、相手の答えを待とうとはせず、言葉をぶつけていきます。
「わたしは今日体調が良くないのに、頑張ってるのよ!そんな言い方はないでしょう!そんな言い方をするなら・・・・・・・」
このあとは、相手がその場を立ち去るまでエンドレスに続きます。
こういう人は、自分の方ばかりを見ているので、自分で自分の怒りに火をつけ、更に燃え上がって、更に怒り狂います。
これは、ちょっとした精神疾患なので、説得しようとしたり、謝ろうとしても無理です。
何を言っても聞こうとせず、自分の正当性だけを主張し、相手の落ち度を責め、そこで再び怒りを燃やします。
そういう人からは、距離と時間を置くのが一番です。
そして、そんな人からは、人が離れていくので遠くから見ているとよく分かります。
表面的には普通でも、言葉や表情の端々に表れる攻撃的な異常性をみんな感じ取っています。
運悪くそんな人と仕事などで行動を共にしなければならないときには、その人が間違ったことをしても見ないふりをしたほうが無難です。
間違いを指摘した瞬間に、怒りに火がつくこともあるからです。
そんな人は、自分第一優先という考えが、他の人よりも顕著なので、どんな悪いことも他人のせいにし、自分を守るために、嘘をついたり、他人の悪口を吹聴することも平気です。
かわいそうなのですが、脳の機能がそのような仕様になっているのだと割り切って、必要最低限の関わりにとどめておくしか方法はないようです。
コメント
コメント一覧 (2件)
自分のことしか見えてない人はと言いますけれど自分自身がそういう人の場合はどうすればいいんですか?
あと正当性を主張するのは悪いことではないですよね?
コメント、ありがとうございます。
自分のことしか見えていない人は、自分の間違いを指摘されると、自分を否定されたと思いこんでしまいます。
相手の言葉を正しく理解しようと思うだけで、そこに会話が成立し、お互いの思いを理解し合うことができます。
正当性を主張することは、悪いことではありませんが、この記事では、相手の言葉を一切聞かずに自分の意見だけを主張する人について、書いています。
会話は、キャッチボールです。
相手のボールをしっかりと受け止めること。
そして、相手が正しく受け取れるボールを投げること。
これができれば、問題が起きることは少なくなると思います。