時間が足りないと嘆くあなたに

talking phone

私の友人に、いつも「時間がない、時間がない」と忙しく働いている人がいます。

本当に、朝早くから、夜遅くまで、見ているだけで疲れてしまうほどです。

ある日、その友人と一緒にお店で食事をしている時、電話が掛かってきました。

彼は、すぐに電話に出て、お店の外で話し込みました。

彼が戻ってくる頃には、私は食事をほとんど食べ終わっていて、友人の料理はすっかり冷めていました。

私が、「なにか緊急の用だった?」と聞くと、彼は、こう答えました。

「いや、取引先からの電話で、午前中に送ったメールの補足説明だって・・・・」

食事を終えて、歩いていても、また電話です。

今度の電話は、横で聞いているだけで、仕事の電話でさえ無さそうです。

この調子で、その友人には30分に一度くらいの頻度で電話が掛かってきます。

そのたびに必ず電話に出る友人。

この友人は、自分自身の時間とともに、一緒にいる私の時間をも無駄遣いしていることに、まったく気づいていません。

こんなにたくさん電話が掛かってきて、俺って頼られてる?とでも言いたいのでしょうか?

私は、この友人と行動を共にするのは、これで最後だと決めました。

あたなの周りにもこんな人っていませんか?

ここまでひどくなくても、電話で会話を中断させられることは多いのではないでしょうか?

私は、基本的に人と話している時、仕事で集中している時、考え事をしている時、電話には出ません。

居酒屋で友人と飲んでいる時でさえ、誰からの電話なのかを確認するだけで、緊急だと分かる電話以外は無視します。

電話は、便利な道具です。

でも、他人の時間に割り込んでくる図々しい道具でもあります。

今は、メールでもLINEでもSNSのメッセージでも、通信手段はいくらでもあります。

自分の時間、他人との時間を大切に考えるのなら、手が空いた時に、じっくりチェックできるそうした手段を選択するようにしたいものです。

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この記事を書いた人

長い間女性専用のセラピストとして働いています。私は心理学の博士号を持っており、特に女性が直面する多くの問題――例えば、キャリア、家庭生活、恋愛、夫婦関係、自己肯定感に関する問題――に焦点を当てた研究と臨床経験が豊富です。

多くの人が疑問に思うかもしれませんが、「なぜ男性が女性専用のセラピストに?」という質問には明確な答えがあります。私は長い間、男女の問題に対する異なる視点やアプローチがどれほど有益かを研究してきました。多くの女性が男性セラピストからも有用な意見や視点を得られると感じています。そのため、私の専門知識と経験を通じて、女性専用の安全な環境を提供することに力を入れています。

セラピーセッションでは、個々のクライアントが抱える問題や疑問に対して尊重と共感をもって取り組みます。無理なく自分自身を解放できるような環境を整えることが、私のセラピストとしての目標です。

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