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「この先、どうなるんだろう…」将来への不安に揺れる夫婦関係——キャリア、老後、子どものことが心を重くするときに

夫婦として歩む人生には、たくさんの「未来」が詰まっていますよね。
結婚したときには、「これから一緒に支え合って生きていこう」と希望に満ちた気持ちでいたはずなのに、ふとしたときに押し寄せてくる将来への不安に、心が重たくなってしまうことはありませんか?

仕事のこと、老後の暮らし、子どもの進路や教育費、家のローン…。
考え出すとキリがないほど、夫婦の未来にはたくさんの「見えない不安」が潜んでいます。
そして、その不安はときに、夫婦の関係にも静かに影を落としてしまうことがあるのです。

たとえば、どちらかのキャリアが思うように進まず、家計へのプレッシャーが増していくと、「これで本当に大丈夫なのかな…」と心配になってしまいますよね。
一方が仕事に忙殺され、もう一方が育児や家事を担っているような状況では、不満や孤独を感じてしまうことも少なくありません。
お互いに頑張っているのに、なかなか理解し合えない。そんなもどかしさが、関係を少しずつ疲れさせていくのです。

老後のことも、心配事のひとつですよね。
「もし病気になったらどうしよう」「年金だけで生活できるのかな」「子どもに迷惑をかけたくない」——そんな思いが頭をよぎると、どこか不安定な足元を感じてしまうのではないでしょうか。
未来は誰にも見えないからこそ、不安は簡単に消えるものではないのです。

さらに、子どもの将来についての心配も、親としては尽きませんよね。
「うちの子はちゃんと社会に出ていけるのかな」「進学や就職、うまくいくのかな」そんな風に心配するのは、それだけ深い愛情がある証拠。
でも、その心配をパートナーと共有できなかったり、意見がすれ違ったりすると、ますます孤独を感じてしまうこともあるのではないでしょうか。

将来への不安が募ってくると、「この人と一緒にいて本当に大丈夫なのかな」「私ばかりが背負っている気がする…」と、相手への信頼まで揺らいでしまうこともあるかもしれません。
そんなとき、自分を責めたり、感情を押し殺したりしないでくださいね。
将来に不安を感じるのは、あなたが真剣に家族のことを考えているからこそ。
そして、その気持ちはとても大切なものなんです。

すぐに答えが見つからなくても、まずは「今の不安」を言葉にしてみることが、第一歩になることもあります。
「最近、老後のことが気になっていて…」「仕事がうまくいかなくて焦ってるの」そんな風に、パートナーに素直な気持ちを話してみるだけでも、少し心が軽くなることがありますよ。
相手も同じように不安を感じていたり、あなたの気持ちに気づいていなかっただけかもしれません。

また、話し合いがうまくできないときは、無理に答えを出そうとしなくてもいいのです。
「答えの出ない不安を一緒に抱える」という形でも、十分に支え合える関係は築けます。
大切なのは、「私は一人じゃない」と感じられることなのかもしれませんね。

将来への不安は、誰にとっても避けられないもの。
でも、その不安を乗り越える力は、きっとあなたの中にあります。
なぜなら、これまでいくつもの困難を、あなたは乗り越えてきたのですから。

そして、あなたのその優しさや真面目さが、家族を静かに守っているのです。
心が揺れる日があっても、どうか、自分を責めずにいてください。
未来はまだ形がないからこそ、少しずつ、ふたりで描いていけるもの。
今日もあなたが、少しでも安心して過ごせる時間を持てますように。

夫婦関係に悩んだら、読んでおきたい本

夫婦という病

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夫との暮らしが限界だと感じている妻にも、妻の拒否やイライラに苦しむ夫にも。
長年「家族」を見つめてきた精神科医が最前線の治療現場から贈る、結婚を人生の墓場にしないための傷んだ愛の処方箋。

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夫のトリセツ

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この記事を書いた人

女性専用のセラピストとして、多くの方のお話をお聞きしています。
女性が直面する多くの問題――例えば、キャリア、家庭生活、恋愛、夫婦関係、自己肯定感に関する悩み――に焦点を当てたセラピーをしています。

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