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【もう終わりにしたい】社内不倫の円満な別れ方。気まずくならずに仕事を続けるための心理的ステップ

毎日顔を合わせなければならない職場で、秘密の関係を終わらせる…。

その決断がどれほど勇気がいることか、考えただけで胸が張り裂けそうになりますよね。

「別れたい」と願う一方で、「もしこじれたらどうしよう」「周りにバレてしまったら…」「明日からどんな顔で会えばいいの?」という恐怖で、一歩を踏み出せずにいるのかもしれません。

仕事も、人間関係も、自分の心も、これ以上壊したくない。

その切実な思いを抱えながら、誰にも相談できず、たった一人で暗いトンネルの中にいるような気持ちでいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事が、そんなあなたの足元を照らす小さな灯りとなり、穏やかな明日へ向かうための道しるべになればと心から願っています。

別れを決意したあなたへ。その勇気を、まず抱きしめて。

まず、一番にお伝えしたいことがあります。

この辛い関係を「終わらせよう」と決意したご自身を、どうか、どうか誇りに思ってください。

その決断は、ご自身の人生、未来、そして心を守るための、本当に賢明で勇気のある一歩なんです。

今は罪悪感や不安でいっぱいかもしれませんが、あなたは、未来の自分が後悔しないための、正しい道を選ぼうとしています。

不倫関係、特に既婚者同士の恋愛は、いつか終わりが来ること、そして続けるほどにリスクが大きくなることを、あなたは心のどこかで理解していたはずです。

その事実から目をそらさず、きちんと向き合い、清算しようと決めた。

その強さこそが、これからの困難を乗り越えるための、何よりの力になります。

「私はダメな人間だ」と自分を責めるのは、もうやめにしましょう。

これからは、「未来の自分を救おうとしている、今の私」を、心から応援してあげてくださいね。

その自己肯定感が、あなたの心を支える一番の味方になってくれるはずです。

仕事に響かせない。穏便に別れを告げるための3つの準備

感情のままに別れを切り出すのは、特に社内恋愛においてはとても危険です。

あなたの未来を守るために、感情的にならず、計画的に、そして慎重に準備を進めていきましょう。

  1. 別れの理由は「自分の問題」として、誠実に伝える
    別れ話で最も避けたいのは、相手のプライドを傷つけ、感情を逆なでしてしまうことです。
    そのため、別れの理由は決して相手のせいにしないこと。
    「あなたのこういうところが嫌」とか「私たちの関係は間違っている」というような、相手を否定したり、関係そのものを断罪したりする言葉は封印しましょう。
    そうではなく、あくまで主語を「私」にして、「これ以上、家族を裏切り続ける自分に耐えられない」「自分の弱さのせいで、あなたを巻き込んでしまって申し訳ない。
    自分の問題として、家庭と向き合いたい」というように、自分の内面の問題として伝えるのです。
    相手を悪者にしないことで、相手も別れを受け入れやすくなり、逆上や報復といった最悪の事態を避けられる可能性が高まります。
    これは、W不倫という関係を始める前に考えるべき注意点でもありますが、終わらせる時にも最も重要なポイントなんです。
  2. 別れ話の「場所」と「タイミング」を、細心の注意を払って選ぶ
    どこで、いつ話すのかは、別れ話の成否を大きく左右します。
    会社やその周辺、二人で行った思い出のレストランなどは絶対に避けましょう。
    感情的になってしまっても人目につかない、静かで中立的な場所(例えば、少し離れた駅のホテルのラウンジや、個室のあるカフェなど)を選ぶのが賢明です。
    また、相手の仕事が繁忙期であったり、大きなプロジェクトを抱えていたりするタイミングは避けるのが優しさであり、保身にも繋がります。
    そして、別れはLINEや電話で済ませるのではなく、できれば直接会って、誠意をもって伝えることが望ましいです。
    ただし、相手が感情的になりやすいタイプだと分かっている場合は、あえて人目のある静かなカフェなどを選び、「大声は出せない」という状況を作るのも一つの防御策になります。
  3. 別れた後の「シミュレーション」で、心の準備を固める
    いざ別れを告げた時、相手がどのような反応をするか、ある程度予測しておくことも大切です。
    泣いて引き留めようとするかもしれないし、怒りをぶつけてくるかもしれない、あるいは、冷静を装うかもしれません。
    いくつかのパターンを想定し、「こう言われたら、こう返す」というシミュレーションを頭の中で行っておきましょう。
    どんなに引き留められても、「決めたことだから」と毅然とした態度を貫く覚悟が必要です。
    そして、話の最後は必ず「今までありがとう。これからは、良い同僚として、よろしくお願いします」という言葉で締めくくることを決めておきましょう。
    この一言が、関係の終わりと、仕事上の関係は継続するという意思表示になります。
    準備を万端にしておくことで、当日のパニックを最小限に抑えることができるはずです。

別れた後の「気まずさ」を乗り越える。心の処方箋

別れを告げること以上に辛いのが、別れた後も毎日顔を合わせなければならない職場での日々かもしれません。

ここからが、あなたの真価が問われる時です。心を強く持って、乗り越えていきましょう。

  1. 徹底して「良き同僚」を演じきる
    別れた相手に対して、過剰に避けたり、無視したりするのは逆効果です。
    その不自然な態度は、周りの同僚に「何かあったのでは?」と勘繰らせる原因になってしまいます。
    あなたのやるべきことはただ一つ、「他の同僚と全く同じように接する」ことです。
    朝は「おはようございます」と挨拶し、仕事で必要な会話は、私情を挟まず、淡々と、しかし丁寧に行う。
    辛いかもしれませんが、これはあなたと相手、そして職場全体を守るための、プロフェッショナルな「演技」だと思ってください。
    時間が経てば、その演技が自然な振る舞いになり、気まずさは必ず薄れていきます。
  2. 感情のゴミ箱は、会社の外に用意する
    職場でポーカーフェイスを保つためには、溜め込んだ感情を安全な場所で吐き出すことが不可欠です。
    仕事が終わった後、家に帰る車の中で思い切り泣いたっていいんです。
    信頼できる友人に、ただただ話を聞いてもらうのもいいでしょう。
    もちろん、私たちのような守秘義務のあるカウンセラーに、心の中にあるすべての感情をぶつけてくださっても構いません。
    大切なのは、ネガティブな感情を一人で抱え込まず、会社の外に「感情のゴミ箱」を用意しておくこと。そうすることで、職場では冷静な自分を保つことができるのです。
  3. 自分の未来に、エネルギーをシフトする
    終わった恋に心を囚われ続けていては、前に進むことはできません。
    この辛い経験を、あなたを成長させてくれた糧だと捉え、ご自身の未来にエネルギーを注いでいきましょう。
    仕事で新しいスキルを身につける、キャリアアップを目指す、家族との時間を今まで以上に大切にする、新しい趣味を見つける…。
    何でも構いません。
    あなたが夢中になれるものを見つけ、そこに時間と情熱を注ぐことで、過去の痛みは少しずつ癒え、自信を取り戻すことができます。
    この試練を乗り越えた時、あなたは以前よりもずっと強く、そして優しい人になっているはずです。

最後に。社内不倫の清算は、本当に大きな苦しみを伴います。

でも、あなたは一人ではありません。

自分を大切にするための選択をしたあなたを、私は心から応援しています。

どうか、ご自分を信じて、未来への一歩を踏み出してくださいね。


不倫で心が傷つき、夜も眠れないときに読む本

人はなぜ不倫をするのか

婚姻関係の外での恋愛やセックスは、個人の倫理観や道徳感にゆだねられてきた。
しかし生物として、動物として、人はどのような心、体のしくみで不倫をするのか。
それを各界の専門家が解明する。

愛するということ

愛は、幸福に生きるための技術であり、学ぶことができる――「愛」という万人に切実なテーマに正面から挑んだ現代の古典。フロム生誕120年を記念して刊行。
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不倫の心理学

なぜ人は不倫をするのか?
なぜ「されて」しまうのか?
夫の不倫で離婚に到った女性心理学者が
徹底的かつ赤裸々に描く男と女の性と性(さが)。
スウェーデン発、国際的ベストセラー!

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なぜ不倫は減らないのか?
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人類進化のミステリーに迫る「愛と背徳の脳科学」

不倫は危険です。
ひとたびバレれば、マスコミやネットで容赦なくバッシングされます。有名人でなくても、社会的信用や家庭を失い、慰謝料など経済的なリスクも多大です。
しかし、これほど失うものが大きいとわかっているはずなのに、なぜ不倫カップルがそこら中にいるのでしょう?
その謎を解くカギは「脳」にあります。

不倫サレ日記。 結婚9年目で33歳子なし兼業主婦が不倫されてみた

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日常が崩壊する絶望をつづった、著者渾身の実録ノンフィクション。

「不倫」という病

不倫の渦に巻き込まれた人はどうなるか? 人はなぜ、タブーを犯すのか。芸能人に限らず、日常で耳目を集め続ける不倫。シタ側、サレた側両面の心理を神科医が明らかにする!

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この記事を書いた人

女性専用のセラピストとして、多くの方のお話をお聞きしています。
女性が直面する多くの問題――例えば、キャリア、家庭生活、恋愛、夫婦関係、自己肯定感に関する悩み――に焦点を当てたセラピーをしています。

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