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「わかってもらえないつらさ」義両親・親族との関係に悩むあなたへ——夫婦の間に入り込む“家族”のストレスと向き合うために

結婚とは、ただふたりの人生が重なるだけではなく、それぞれの「家族」とも関係を築いていくことでもありますよね。
でも、それがときに心に大きな負担となってしまうこともあるのではないでしょうか。

義両親や親族との関係は、「うまくやらなければ」と思えば思うほど、すれ違いやストレスを感じやすいものです。
自分の価値観や考え方とは違う人たちと、距離を保ちながら付き合っていくのは、決して簡単なことではありません。

「こうするのが普通でしょ?」「昔はみんなそうだった」——そんな言葉を、まるで常識のように押しつけられると、自分の考えを否定されたようで、苦しくなってしまうこともありますよね。
とくに、義両親との関係は“夫婦間の問題”にもつながりやすく、パートナーが味方になってくれないと、ますます孤独を感じてしまうこともあるのではないでしょうか。

「なんで私ばかり気を遣わなきゃいけないの?」「どうしてあの人たちは、私の気持ちをわかってくれないの?」
そんな思いを抱えながらも、「波風を立てたくない」「家族だから我慢しなきゃ」と、自分の気持ちにフタをしてしまっていませんか?

でも、心の中に積もった違和感や我慢は、いずれ大きなストレスや怒りとなってあふれてしまいます。
誰にも言えないまま耐え続けていると、「こんなに頑張っているのに、どうして…」という思いが心を重たくしてしまいますよね。

大切なのは、まず「自分の感じていることは間違っていない」と、自分の心を認めてあげることです。
義両親や親族との関係に悩むのは、あなたが礼儀を大切にしていたり、関係を良好に保ちたいと真剣に思っているからこそ。
その優しさや気遣いを、どうか否定しないであげてくださいね。

そして、パートナーとの間で思いを共有することも、とても大切な一歩です。
「味方になってほしい」「わかってほしい」と願うのは、決してわがままではありません。
義両親との関係は、“ふたりの問題”として、一緒に向き合っていくべきもの。
その中で、あなたがひとりで悩み続ける必要はないのです。

もちろん、パートナーも「自分の親だからこそ言いづらい」と感じていることもあるでしょう。
でもだからこそ、お互いの気持ちを少しずつ丁寧に伝え合って、ふたりにとって無理のない距離感を見つけていくことが大切なのではないでしょうか。

もしどうしても辛くなったら、少し距離を置くことだって悪いことではありません。
「親だから」「家族だから」といって、すべてを受け入れなければならないということはないのです。
自分の心が限界を迎えてしまう前に、きちんと自分自身を守る選択をしてくださいね。

あなたの心は、いつだって大切にされるべきものです。
義両親や親族との関係に悩みながらも、家庭を守ろうと努力しているあなたは、本当にすごいと思います。
誰にも理解されないように感じるときも、その頑張りは、確かにあなたの人生を支えています。

どうか、そんな自分に優しくなってあげてください。
そして、ひとりで抱え込まずに、少しずつ「助けて」「つらい」と声にしてもいいのです。
あなたの心が少しでも軽くなり、穏やかな日々を取り戻せるように。
今、この瞬間からでも、心の距離を調整することはできます。

誰かの期待や価値観に縛られすぎず、あなた自身の心を大切にしてあげてくださいね。
その選択こそが、夫婦としての関係をより健やかなものにしていくのだと思います。

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この記事を書いた人

女性専用のセラピストとして、多くの方のお話をお聞きしています。
女性が直面する多くの問題――例えば、キャリア、家庭生活、恋愛、夫婦関係、自己肯定感に関する悩み――に焦点を当てたセラピーをしています。

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