
「結婚しているのに、配偶者以外の人を好きになってしまった…」
誰にも言えないこの気持ちを胸に抱え、ご自分のことを「ひどい人間だ」「パートナーを裏切っている」と、毎日責め続けてはいませんか?
その人を思うと胸が高鳴る一方で、同時に罪悪感で心が押しつぶされそうになる。
そんな矛盾した感情の渦の中で、どうしたらいいのか分からず、たった一人で苦しんでいらっしゃるのかもしれませんね。
そのお気持ち、本当に、本当にお辛いことだと思います。
でも、どうかこれ以上ご自分を追い詰めないでください。
この記事では、そんなあなたの心が少しでも軽くなるように、そして、あなたらしい答えを見つけられるように、具体的な対処法を一緒に考えていきたいと思います。
まずは自分を責めないで。その気持ちは、自然なことなんです
まず最初に、あなたにお伝えしたいことがあります。
それは、「人を好きになる」という感情は、誰にもコントロールできない、とても自然な心の動きだということです。
もちろん、パートナーがいるのに…という罪悪感を感じるのは当然のことでしょう。
でも、その気持ちが湧いてきたこと自体を「悪いこと」だと断罪して、ご自分を罰する必要は全くないんですよ。
結婚生活が長くなれば、お互いが空気のような存在になり、かつてのようなときめきを感じにくくなることはありますよね。
そんな時に、ふと優しくされたり、自分のことを深く理解してくれる人に出会ったりしたら、心が揺れてしまうのは、ある意味で当然のことなのかもしれません。
まずは、「自分はなんてダメなんだろう」という自己否定のループから一旦抜け出してみませんか?
そして、「ああ、私にもまだ、こんなに強く誰かを好きになる気持ちが残っていたんだ」と、その感情の存在そのものを、静かに受け止めてあげてほしいのです。
ご自分を責めるそのエネルギーを、これからどうすれば心が穏やかになるのかを考えるために、使っていきましょう。
なぜ、今その人に惹かれたの?自分の心の奥を覗いてみましょう
苦しい感情の渦中にいる時こそ、一度立ち止まって、ご自身の心の奥をそっと覗いてみることが大切です。
「なぜ、私は今、あの人に惹かれているんだろう?」 この問いの答えを探ることが、問題解決への大きな一歩になるんです。
もしかしたら、その好きな人は、あなたが現在のパートナーシップで無意識に求めているけれど、得られていない何かを持っているのかもしれません。
例えば、「どんな話も否定せずに聞いてくれる優しさ」「仕事の頑張りを具体的に褒めてくれる尊敬の念」「女性として扱ってくれるときめき」など、人それぞれ違うはずです。
一度、ノートとペンを用意して、その人のどんなところに惹かれるのか、具体的に書き出してみてはいかがでしょうか。
これは、その人との恋愛関係、つまり既婚者同士の恋愛へと進むために考えるのではありません。
これは、あなた自身が今、心から何を欲しているのか、何に飢えているのかを客観的に知るための、とても大切な自己分析の作業なんです。
ご自身の心の渇きが分かれば、今のパートナーとの関係をこれからどうしていきたいのか、そのヒントが見えてくるかもしれませんよね。
心が壊れる前に試してほしい、具体的な3つのステップ
ご自身の気持ちと少し向き合えたら、次に行動に移していきましょう。
感情のままに行動して後悔しないために、ご自身の心と未来を守るために試してほしい、具体的なステップを3つご紹介します。
- 好きな人との物理的な距離を置く
燃え上がっている気持ちを抱えたままでは、冷静な判断は難しいものです。
もし可能であれば、少しの間、その好きな人との物理的な距離を意識的に作ってみてください。
二人きりで会う約束はしない、用事以外の連絡は控える、SNSを見る時間を減らすなど、できる範囲で構いません。
これは、あなたの気持ちを無理やり消し去るためではなく、熱くなった頭を冷やし、ご自身の本当の気持ちと向き合うための「冷却期間」なんです。
特に、W不倫に発展する前には、この「一度立ち止まる」というステップが非常に重要になります。
距離を置くことで、一時的な感情の盛り上がりだったのか、それとも本当に大切な気持ちなのかが、よりはっきりと見えてくるはずですよ。 - 今のパートナーとの関係を、もう一度見つめ直す
好きな人に惹かれた理由、つまりご自身が求めているものが分かったら、それを今のパートナーとの関係性の中で育むことはできないか、考えてみましょう。
もちろん、すぐにすべてが解決するわけではありません。
でも、例えば「ありがとう」「お疲れ様」といった感謝や労いの言葉を意識して伝えてみたり、二人でゆっくり話す時間を作ってみたり、ほんの小さなことからでいいんです。
あなたが少し変わることで、相手の反応も変わり、忘れていた穏やかな時間を取り戻せる可能性だってあります。
この努力は、たとえ思うような結果にならなくても、「自分はやるべきことをやった」という事実が、あなたの心を支え、次の決断をする上での自信に繋がるはずです。 - 「自分のためだけの時間」を作り、エネルギーを注ぐ
恋愛感情は、とても大きなエネルギーを持っています。
そのエネルギーを、好きな人に向けるのではなく、ご自身を輝かせるために使ってみませんか?
今までやりたかったけれど諦めていた趣味を始めたり、資格の勉強に打ち込んだり、ヨガやランニングで汗を流したり…。
恋愛以外の世界に没頭できる何かを見つけることで、心は驚くほど安定します。
誰かに満たしてもらうのではなく、自分で自分を満たし、自己肯定感を高めること。
それが、特定の誰かに依存してしまう状態から抜け出し、精神的に自立するための、一番の近道になるんです。
あなたがあなた自身の力で輝き始めたら、今の悩みもちっぽけに感じられる日が来るかもしれません。
あなたらしい答えが、きっと見つかる
配偶者がいるのに誰かを好きになってしまう、という出来事は、もしかしたら「あなたの人生や夫婦関係を、一度立ち止まって見つめ直しなさい」という、魂からのサインなのかもしれません。
この経験を通じて、あなたが本当に大切にしたいものは何なのか、どんな人生を送りたいのかを、改めて考えるきっかけになるはずです。
どんな答えを選んだとしても、それは間違いではありません。
大切なのは、ご自身がたくさん悩んで、考えて、心から納得できる道を選ぶことです。
もし、一人で抱えきれないほど苦しくなったら、いつでも私たちのような専門家を頼ってくださいね。
不倫で心が傷つき、夜も眠れないときに読む本

なぜ不倫は減らないのか?
なぜ不倫バッシングは激烈になるのか?
人類進化のミステリーに迫る「愛と背徳の脳科学」
不倫は危険です。
ひとたびバレれば、マスコミやネットで容赦なくバッシングされます。有名人でなくても、社会的信用や家庭を失い、慰謝料など経済的なリスクも多大です。
しかし、これほど失うものが大きいとわかっているはずなのに、なぜ不倫カップルがそこら中にいるのでしょう?
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