
気づけば、心のすべてがその人でいっぱいに
誰かを好きになることは、本来とても素敵なことですよね。
でも、それが不倫という立場になると、「好き」という気持ちが、知らないうちに「執着」や「依存」に変わっていくことがあります。
「彼がいないと、生きている意味がない」
「彼の言葉ひとつで一喜一憂してしまう」
「会えない時間が不安で、胸が苦しい」
そんなふうに感じていませんか?
本当は笑顔で過ごしたいのに、心の大部分がその人に支配されてしまって、日常がうまく回らない…。
それはとてもつらいことですよね。
でも、そんなふうに苦しんでいるあなたは、決しておかしくなんてありません。
それだけ心の奥で「愛されたい」と願っているだけなんです。
なぜ不倫関係では依存しやすくなるのでしょうか?
不倫は、一般的な恋愛とは違い「手に入らない関係」であることが多いですよね。
一緒にいたくても、制限された時間しか会えない。
愛しているのに、堂々とその想いを表現できない。
そんな「叶わない想い」や「足りない時間」は、心にぽっかりと穴をあけます。
そしてその穴を埋めようと、相手にすがってしまう──それが依存の始まりなのかもしれません。
さらに、不倫関係では「秘密」という特別感もあり、それがより強い結びつきのように錯覚させてしまうこともあります。
気がつけば、彼(彼女)だけが自分の世界になってしまっている。
それは、誰にでも起こりうることなんです。
「やめたいのにやめられない」自分を責めないでください
依存の苦しさは、「やめたいのにやめられない」ことにありますよね。
「こんな恋、もうやめたほうがいい」
「彼のことを考えるのをやめたい」
そう思えば思うほど、気持ちは彼に向かってしまう。
そんな自分を責めて、さらに落ち込んでしまうこともあるのではないでしょうか。
でも、あなたは弱い人なんかではありません。
それだけ誰かを深く想い、心を尽くしてきたということ。
むしろ、人一倍まっすぐで、愛情深い方なのだと思います。
心が苦しいのは、あなたの「優しさ」があるからなんですよ。
そのことを、どうか否定しないでいてくださいね。
自分を取り戻すために、できること
依存の状態から抜け出すには、まず「自分の軸」を取り戻すことがとても大切です。
そのためには、小さなことからで構いません。
たとえば──
- 彼と関係のない、自分だけの楽しみを見つける
- 昔好きだったことを思い出してみる
- 素直な気持ちをノートに書いてみる
- 少しだけ、スマホを手放してみる
最初は難しく感じるかもしれませんが、「彼がいない時間=不安」から、「自分と向き合う大切な時間」へと変えていくことが、心の回復につながっていきます。
そして何よりも、「私は、彼がいなくても価値のある人間なんだ」と、自分自身に語りかけてあげてくださいね。
それが、依存から一歩抜け出す大きな鍵になるんです。
あなたの心に寄り添ってくれる人は、きっといます
「こんな話、誰にもできない」
「こんな恋をしている私は、きっとダメな人間だ」
そんなふうに思って、ずっと一人で苦しんできたかもしれませんね。
でも、あなたの苦しみは、決して軽いものではありません。
そして、あなたの気持ちに寄り添いたいと願っている人は、きっとどこかにいます。
この記事を読んでくださったことも、ひとつの「つながり」です。
言葉で心がすぐに癒えるわけではないかもしれません。
でも、ここには、あなたの想いを否定しない場所があります。
孤独を感じたときは、どうかこの場所を思い出してください。
あなたはひとりじゃありません。
そして、どんな恋をしていても、どんな状況でも、あなたは大切な存在なんです。
最後に:あなたの幸せは、あなた自身がつくっていけます
不倫関係における依存や執着は、とても強い感情の渦を生みます。
だからこそ、心が疲れてしまうのは当たり前のこと。
でも、あなたの幸せは、相手が与えてくれるものではなく、あなた自身の心の中にあるものです。
「もっと自分を大切にしていい」
「もっと自分を信じていい」
そう思えるようになる日が、きっと来ます。
焦らなくても大丈夫です。
まずは今日、あなたの心をほんの少しだけ、いたわってあげてくださいね。
あなたが少しずつ笑顔を取り戻していけるよう、心から願っています。
不倫で心が傷つき、夜も眠れないときに読む本

なぜ不倫は減らないのか?
なぜ不倫バッシングは激烈になるのか?
人類進化のミステリーに迫る「愛と背徳の脳科学」
不倫は危険です。
ひとたびバレれば、マスコミやネットで容赦なくバッシングされます。有名人でなくても、社会的信用や家庭を失い、慰謝料など経済的なリスクも多大です。
しかし、これほど失うものが大きいとわかっているはずなのに、なぜ不倫カップルがそこら中にいるのでしょう?
その謎を解くカギは「脳」にあります。
コメント