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社内不倫が夫(妻)にバレたときの対応マニュアル|地獄の初動と選択

「まさかバレるとは思わなかった」

その「まさか」は、ある日突然、現実になります。

スマホの通知、同僚からの密告、探偵の報告書――。

どんな形であれ、配偶者に社内不倫の事実が知られた瞬間から、あなたの日常は終わりを告げ、地獄が始まります。

感情的になり、誤った対応をすれば、事態はさらに悪化します。

パニックに陥る前に、破滅的な状況を少しでもコントロールするための対応マニュアルです。

【フェーズ1】発覚直後:絶対にやってはいけないこと

怒り、悲しみ、絶望に満ちた配偶者を前に、あなたの最初の行動が今後のすべてを左右します。

行動1:嘘を重ねず、事実を認めて謝罪する

最悪の対応は「嘘の上塗り」と「言い訳」です。

「同僚なだけだ」「誤解だ」といったその場しのぎの嘘は、新たな証拠を突きつけられた時に信用を完全に失墜させ、相手の怒りを増幅させます。

  • 認めること:まずは不貞の事実があったこと自体は、冷静に認めましょう。
  • 謝罪すること:「あなたが寂しそうだったから」「家庭が冷え切っていたから」といった責任転嫁の言葉は禁物です。「私があなたを裏切った。本当に申し訳ない」と、非が100%自分にあるという姿勢で、ひたすら謝罪に徹してください。

行動2:不倫相手との関係を、その場で完全に断つ

「もう会わない」「別れる」という言葉だけでは不十分です。配偶者の目の前で、誠意を見せる行動が求められます。

  • 連絡先の削除:相手の連絡先(電話番号、LINE、SNSアカウントなど)をすべて削除する。
  • 別離の連絡:可能であれば、配偶者の前で不倫相手に電話し、「配偶者に知られた。もう二度と会えないし、連絡も取れない」と、関係の完全終了を明確に伝えます。これができない場合でも、関係を即刻断つ意思を明確に示してください。

行動3:物理的な距離を置く

お互いが激昂している状態での話し合いは、事態を悪化させるだけです。可能であれば、一時的に家を出るなどして冷却期間を設けることを提案してください。

「冷静に話したいから、今夜はホテルに泊まる」「週末だけ実家に帰らせてほしい」など、相手を刺激しないように伝え、物理的な距離を置きましょう。

【フェーズ2】情報整理と今後の選択

少し冷静さを取り戻したら、現実的な問題と向き合わなければなりません。

選択1:関係修復を望むか、離婚を受け入れるか

あなたの本当の望みはどちらですか?この選択によって、今後の行動は大きく変わります。

関係修復を望む場合離婚を受け入れる場合
1. すべてを正直に話す覚悟
いつから、どこで、どのくらいの頻度で会っていたかなど、相手が求める情報には誠実に答える。
1. 速やかに弁護士に相談する
慰謝料、財産分与、親権など、法的な取り決めについて専門的な助言を得る。
2. 相手の要求をすべて受け入れる覚悟
「GPSアプリの導入」「給料の全額管理」「携帯のチェック」など、屈辱的とも思える要求を突きつけられる可能性があります。
2. 相手方との交渉は代理人に任せる
直接の話し合いは感情的になりがち。弁護士を介して冷静に進める。
3. 職場での関係を清算する
部署移動や転職など、不倫相手と物理的に会わない環境を自ら作ることが、信頼回復の最低条件です。
3. 職場への影響を覚悟する
離婚調停などが始まれば、職場に知られる可能性も高まります。最悪の場合、退職も視野に入れる必要が出てきます。
4. 専門家の助けを借りる
夫婦カウンセリングなど、第三者を交えて関係再構築を目指す。
4. 慰謝料の支払いに備える
不貞行為は離婚の原因を作った「有責配偶者」となります。法的に定められた慰謝料の支払いは免れません。

【最重要】W不倫(ダブル不倫)だった場合のリスク

もし相手も既婚者だった場合、問題はさらに複雑化し、まさに「地獄」の様相を呈します。

  • 二重の慰謝料請求:あなたの配偶者は、あなたの不倫相手に慰謝料を請求できます。同時に、不倫相手の配偶者も、あなたに対して慰謝料を請求してきます。
    まさに四面楚歌の状態です。
  • 相手家庭からの報復:不倫相手の配偶者が激昂し、あなたの職場や実家に連絡してくる可能性があります。
    そうなれば、あなたは社会的にも完全に孤立します。
  • 職場での破滅:社内に二組の「被害者」と「加害者」が生まれることになります。
    会社側も事態を放置できず、あなたと不倫相手の二人が懲戒解雇などの厳しい処分を受ける可能性が非常に高くなります。

結論:失った信頼を取り戻す道はない

このマニュアルは、あくまで燃え盛る炎を前にした初期消火の方法に過ぎません。

一度失った配偶者の信頼は、完全には元に戻らないと覚悟してください。

関係修復の道を選んだとしても、それは「許し」ではなく、一生許されない罪を背負いながら、相手の監視下で生きていく「執行猶予」のような日々かもしれません。

社内不倫という過ちの代償は、あなたが想像するよりも遥かに重く、その支払いは一生続く可能性があるのです。

不倫で心が傷つき、夜も眠れないときに読む本

人はなぜ不倫をするのか

婚姻関係の外での恋愛やセックスは、個人の倫理観や道徳感にゆだねられてきた。
しかし生物として、動物として、人はどのような心、体のしくみで不倫をするのか。
それを各界の専門家が解明する。

愛するということ

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不倫の心理学

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不倫

なぜ不倫は減らないのか?
なぜ不倫バッシングは激烈になるのか?
人類進化のミステリーに迫る「愛と背徳の脳科学」

不倫は危険です。
ひとたびバレれば、マスコミやネットで容赦なくバッシングされます。有名人でなくても、社会的信用や家庭を失い、慰謝料など経済的なリスクも多大です。
しかし、これほど失うものが大きいとわかっているはずなのに、なぜ不倫カップルがそこら中にいるのでしょう?
その謎を解くカギは「脳」にあります。

不倫サレ日記。 結婚9年目で33歳子なし兼業主婦が不倫されてみた

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「不倫」という病

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この記事を書いた人

女性専用のセラピストとして、多くの方のお話をお聞きしています。
女性が直面する多くの問題――例えば、キャリア、家庭生活、恋愛、夫婦関係、自己肯定感に関する悩み――に焦点を当てたセラピーをしています。

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