
既婚者同士の恋愛は、一瞬の安らぎと引き換えに、すべてを失うリスクを伴う禁断の関係です。
もし、あなたがその道に足を踏み入れる、あるいは既に踏み入れてしまっているのなら、「バレないこと」が絶対的なルールとなります。
しかし、そのルールを守り続けることは、想像を絶するほどの緊張と労力を要します。
ここでは、関係を破綻させないために必要とされる、冷徹なまでの「注意点=鉄の掟」を解説します。
第一章:心の掟 〜感情に溺れる者は破滅する〜
バレる最大の原因は、感情の昂ぶりによる「油断」です。これを律することができなければ、秘密は必ず漏洩します。
- 「恋愛」ではなく「密会」と心得る「運命の恋」「真実の愛」と感じた瞬間、二人の行動は大胆になり、注意力が散漫になります。
あくまで「家庭を壊さないための一時的な関係」という一線を、心の中で引き続けなければなりません。
相手に過度な期待をしたり、将来を夢見たりすることは、破滅への第一歩です。 - 相手の家庭に絶対に干渉しない相手の配偶者や子供の話は、聞かない、尋ねないのが鉄則です。
嫉妬や羨望は、あなたの言動を不自然にし、相手を問い詰めるなど、関係をこじらせる原因になります。
相手にも、あなたの家庭を探らせてはいけません。
お互いの家庭は、決して踏み込んではいけない聖域です。 - 「いつかは終わる」と覚悟を決めるこの関係に未来はありません。
その事実を常に念頭に置き、いつ関係を清算することになっても冷静でいられるよう、心の準備をしておく必要があります。
「別れたくない」という感情が、バレたときのリスクヘッジを鈍らせ、より大きなダメージを招きます。
第二章:デジタルの掟 〜スマホは最大の敵である〜
現代において、関係が発覚する最大の原因はデジタルデバイスです。ここでのミスは致命傷となります。
デジタル機器 | 具体的な注意点 |
スマートフォン | ・連絡手段は一つに限定し、絶対に普段使いのアプリ(LINE等)は使わない。 ・連絡後は、毎回必ず履歴を完全に削除する。 トーク履歴はもちろん、通話履歴、画像フォルダも対象です。 ・スマホは24時間ロックする。 パスコードは絶対に教えず、顔認証や指紋認証も、寝ている間に解除されるリスクを考慮する。 ・ロック画面にメッセージ内容が表示されないよう、通知設定を必ずオフにする。 |
PC・クラウド | ・会社のPCで私的なやり取りは絶対にしない。ログは全て監視されていると考えるべきです。 ・プライベートのPCでも、検索履歴や閲覧履歴は削除する。 ・Googleフォトなど、写真の自動クラウド同期はオフにする。 思わぬ写真が配偶者のデバイスに同期される可能性があります。 |
SNS | ・お互いのSNSは絶対にフォローしない、繋がらない。 ・投稿への「いいね」やコメントは厳禁。<br>・共通の知人がいる場合、タグ付けなどに細心の注意を払う。写り込みが発覚の引き金になることもあります。 |
第三章:行動の掟 〜日常に潜む無数の地雷〜
「いつも通り」を完璧に演じ続けること。それができなければ、周囲や配偶者に綻びを感づかれます。
- 会う場所・時間の鉄則
・職場や自宅の近辺、行きつけの店など、生活圏内で会うのは絶対に避ける。
・会うのは平日、お互いに「残業」や「出張」など、アリバイが成立する時間帯のみに限定する。
・デート費用は必ず現金で支払う。 クレジットカードの明細は動かぬ証拠になります。 - 家庭での振る舞い
・罪悪感から急に優しくなったり、逆に冷たくなったりと、配偶者への態度を変えない。
・急にお洒落になったり、下着を新調したり、香水を変えたりするなどの分かりやすい変化は避ける。
・車の走行距離やガソリンの減り具合など、些細な変化にも気を配る。 - 第三者の目
・二人きりの時はもちろん、会社の飲み会などでも特定の相手とだけ親密な態度を取らない。 周囲はあなたが思う以上によく見ています。
・お互いを下の名前やニックネームで呼ぶのは厳禁です。
なぜ、結局バレてしまうのか
これだけの掟を守り続けることは、常人には不可能です。一時的には可能でも、関係が長引くにつれて、必ずどこかで無理が生じます。
- 感情の暴走:人間は機械ではありません。愛情、嫉妬、独占欲といった感情が、冷静な判断を狂わせます。
- 精神的な疲弊:常に嘘をつき、秘密を守り続ける生活は、心を極度に疲弊させます。疲労は注意力の低下を招き、致命的なミスにつながります。
- 偶然という名の必然:どれだけ注意していても、偶然知人に見られる、配偶者がふとスマホを見てしまうといった不運は起こり得ます。
最終的に、この「バレないための努力」は、あなた自身の心を蝕み、日常から笑顔を奪っていきます。
スリルと引き換えに手に入れた安らぎは、すべてを失う恐怖と隣り合わせの、砂上の楼閣でしかないのです。
関係を続けるにせよ、終わらせるにせよ、その代償の大きさを今一度、冷静に考えてみるべきでしょう。
不倫で心が傷つき、夜も眠れないときに読む本

なぜ不倫は減らないのか?
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人類進化のミステリーに迫る「愛と背徳の脳科学」
不倫は危険です。
ひとたびバレれば、マスコミやネットで容赦なくバッシングされます。有名人でなくても、社会的信用や家庭を失い、慰謝料など経済的なリスクも多大です。
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