一泊二日を「パズルみたいに」組み立ててくれる彼――旅行1週間前、胸がきらきらして切ない。

彼と作る旅行計画は、私の中の時間を明るくしていきます。
彼と作る旅行計画は、本当に楽しさでいっぱいです。
私はこれまで、旅行といえば「決められた日程に従って過ごすもの」だと思っていました。夫との旅は、食べて飲んで寝るだけで、そこに私の希望が丁寧に置かれることは少なかったからです。
でも彼との旅行は違いました。話し合うたびに、私の中の時間が明るくなっていきます。
「どこに行きたい?」「何がしたい?」と聞かれて、私は戸惑いながらも、少しずつ本音を出せるようになりました。
私の希望が言葉になった瞬間、彼はそれを軽く扱わず、きちんと受け止めてくれるのです。
その積み重ねだけで、私はもう旅が始まっているような気持ちになってしまいます。
一泊二日をパズルのように組み立てる彼の姿に、私は胸がいっぱいになります。
彼は、私の希望をすべて叶えようと、一泊二日という時間をパズルのように組み立ててくれます。
「ここでトロッコに乗ろう」「チェックインして、客室の露天風呂はこのタイミングが気持ちいいね」「夕食はこのコースにしよう」「夜道を少し散歩できたらいいね」
翌日のランチの場所まで、きちんと候補をいくつも出してくれて、私が選びやすいようにしてくれるのです。
予定を詰め込むというより、私が幸せを感じる瞬間を一つずつ拾って、丁寧に並べてくれているようでした。
私はそれを見ているだけで、「私は大切にされている」と感じてしまいます。
誰かが私のために時間を編んでくれることが、こんなにも胸に染みるなんて、自分でも驚きます。
トロッコ、露天風呂、料理、夜の散歩――言葉だけで心が踊ります。
トロッコに乗る計画。
窓の外の景色が流れていく想像だけで、私はもう笑ってしまいます。
客室についている露天風呂での楽しみ方も、彼は細かく考えてくれました。
「チェックインしてすぐ入る?それとも夕食のあとがいい?」
そんな問いかけが、私にはとても新鮮でした。
美味しい料理、夜道の散歩、翌日のランチの場所。
ひとつひとつは小さな予定なのに、彼と話すと全部が特別な宝物のように見えるのです。
私の毎日は、家事と仕事と家族の予定で埋まっていて、「自分のための楽しみ」は後回しになりがちでした。
だからこそ、こういう計画が心に灯りをともして、私の中の“女としての私”を起こしてしまうのだと思います。
彼との会話は、全部がキラキラ輝いて見えます。
彼との会話のすべてがキラキラ輝いて見えます。
ただ予定を決めているだけなのに、私は笑って、うなずいて、心の奥があたたかくなる。
それは旅行の話だからではなく、私の言葉を彼が大切に扱ってくれるからだと思います。
私は夫との生活の中で、言葉を出す前に飲み込む癖を身につけました。
でも彼の前では、飲み込まなくていい。
それが嬉しくて、少し怖くて、私は彼の優しさにどんどん慣れてしまいました。
慣れるということは、失うのが怖くなるということでもあります。
だから私は、旅行計画の段階ですでに「終わってほしくない」と思ってしまうのです。
いよいよ1週間後――楽しみなのに、来てしまうのが寂しいです。
いよいよ、1週間後になった旅行。
私は楽しみで仕方ありません。
でも同時に、その日が来てしまうことが寂しいような、複雑な気持ちもあります。
待っている間のワクワクが、私の日常を支えてくれていたからかもしれません。
そして、旅が始まれば必ず終わりが来る。
その当たり前が、急に怖くなるのです。
私は「幸せ」を受け取ることに慣れていないので、幸せが大きいほど、失う瞬間を先に想像してしまいます。
本当は、ただ楽しめばいいのに。
それでも私は、彼と一緒に組み立てたこの一泊二日を、丁寧に味わいたいと思っています。
終わりを怖がるより、今のきらきらを抱きしめるために。
私はあと1週間、予定表を何度も見返しながら、心の中でそっと旅の始まりを迎えようとしています。

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