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ダブル不倫に溺れてしまった私の末路

誰にも言えなかった関係のはじまり

「最初は、ほんの少し心が揺れただけだったんです」
そんな言葉から始まる恋が、時として人生を大きく揺るがすものになることがあります。

ダブル不倫——お互いに家庭がありながら、惹かれ合ってしまった二人。
常識では許されないと分かっていながらも、気づけばその関係が生活の中心になっていた…。
今回は、そんなダブル不倫の渦中で心が壊れそうになった女性の視点から、その危うさと深い痛みを綴っていきます。

この記事を通して、もし今あなたが同じような想いで揺れているなら、自分自身を見つめ直すきっかけになれば幸いです。


心のスキマを埋めてくれた「彼」の存在

夫との関係は冷えきっていました。
すれ違いの日々、会話のない食卓、触れ合いのない夜。

そんな時、職場で出会った彼は、まるで私の心を見透かしたかのようにやさしく声をかけてくれたんです。
一緒に仕事をする中で、何気ないやりとりに癒され、やがてふたりで過ごす時間が増えていきました。
彼にも家庭がありました。だからこそ、お互いの痛みに気づきやすかったのかもしれません。

「この人となら、やり直せるかもしれない」
そう思ったのは、恋に恋していたからかもしれませんね。
心が満たされる感覚に溺れていくうちに、私は自分の本当の居場所を見失っていきました。


一線を越えた先にあった「代償」

関係が深まるにつれて、会う時間を作るために嘘を重ねるようになりました。
仕事と偽って外泊したり、子どもとの時間を削ってまで彼との時間を優先してしまったり…。

そのうちに、彼の家庭にも不穏な空気が流れ始め、私の夫もどこかで気づいているような素振りを見せるようになりました。
でも、私は止まれなかったんです。
「彼がいるから生きていける」
そんなふうに思い込むようになっていたんですね。

しかし、ある日突然、彼が言ったんです。
「もう、これ以上続けられない」
それは、あまりにも唐突で、私の世界が崩れる音がした瞬間でした。


残されたのは、空っぽになった心

彼が去ったあと、私の手元には何も残りませんでした。
夫との関係は以前よりもさらに冷えきり、罪悪感だけが胸を締めつける日々。
それまで自分を支えていた“恋”が消えたとたん、私は無力になってしまったんです。

「私は彼に依存していただけだったのかもしれない」
やっとそう気づけたのは、心が壊れかけた頃でした。

恋に夢中になっていた私は、自分の人生から大切なものを次々と手放していたのです。
自分で壊したはずの家庭も、子どもの笑顔も、もう一度取り戻せるとは限りません。


恋愛依存から抜け出すために必要なこと

不倫関係は、しばしば恋愛というよりも「依存」の形をとってしまうことがあります。
「彼がいないと生きていけない」と思い詰めることで、自分の心の空洞をごまかしていたんですよね。

でも、本当に大切なのは、「誰かに満たしてもらうこと」ではなく、「自分自身と向き合うこと」なんです。
自分の弱さや孤独に気づき、それを誰かで埋めるのではなく、自分で抱きしめていくこと。

カウンセリングを受けたり、日記を書いたり、小さなことから始めてみることで、少しずつ心が整っていくものです。
そして、「自分には価値がある」と再び思えるようになったとき、もう一度新しい人生を始められる気がするんです。


あなたの心が、本当に求めているものは?

ダブル不倫に溺れた経験は、決して「正しい」ものではなかったかもしれません。
でも、そこにあったのは「誰かに大切にされたい」「愛されたい」という、ごく人間らしい気持ちだったはずです。

だからこそ、どうかご自身を責めすぎないでくださいね。
その痛みを通して、自分に必要な愛のかたちが見えてくることもあるんです。

恋に心を奪われてしまったあなたが、今度は自分の人生を取り戻すための一歩を、そっと踏み出せますように。
あなたの未来は、あなたの手の中にありますから。

不倫で心が傷つき、夜も眠れないときに読む本

人はなぜ不倫をするのか

婚姻関係の外での恋愛やセックスは、個人の倫理観や道徳感にゆだねられてきた。
しかし生物として、動物として、人はどのような心、体のしくみで不倫をするのか。
それを各界の専門家が解明する。

愛するということ

愛は、幸福に生きるための技術であり、学ぶことができる――「愛」という万人に切実なテーマに正面から挑んだ現代の古典。フロム生誕120年を記念して刊行。
読み継がれて60年の世界的ベストセラーに、30年ぶりに訳文に大幅に手を入れた改訳・新装版!

不倫の心理学

なぜ人は不倫をするのか?
なぜ「されて」しまうのか?
夫の不倫で離婚に到った女性心理学者が
徹底的かつ赤裸々に描く男と女の性と性(さが)。
スウェーデン発、国際的ベストセラー!

不倫

なぜ不倫は減らないのか?
なぜ不倫バッシングは激烈になるのか?
人類進化のミステリーに迫る「愛と背徳の脳科学」

不倫は危険です。
ひとたびバレれば、マスコミやネットで容赦なくバッシングされます。有名人でなくても、社会的信用や家庭を失い、慰謝料など経済的なリスクも多大です。
しかし、これほど失うものが大きいとわかっているはずなのに、なぜ不倫カップルがそこら中にいるのでしょう?
その謎を解くカギは「脳」にあります。

不倫サレ日記。 結婚9年目で33歳子なし兼業主婦が不倫されてみた

もし最愛の夫に不倫されたとき、あなたならどうしますか?
まず証拠集め? 関係を修復しようとする? 弁護士に相談する? それとも……。

ネットで話題沸騰の本作に、描きおろし「遺書として。」を加え、
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日常が崩壊する絶望をつづった、著者渾身の実録ノンフィクション。

「不倫」という病

不倫の渦に巻き込まれた人はどうなるか? 人はなぜ、タブーを犯すのか。芸能人に限らず、日常で耳目を集め続ける不倫。シタ側、サレた側両面の心理を神科医が明らかにする!

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この記事を書いた人

女性専用のセラピストとして、多くの方のお話をお聞きしています。
女性が直面する多くの問題――例えば、キャリア、家庭生活、恋愛、夫婦関係、自己肯定感に関する悩み――に焦点を当てたセラピーをしています。

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