自分のことしか見えていない人は、どうしても攻撃的になる

crazy woman

「どうして、そんな言い方をするの?わたし、なにか悪いことした?」

そう言って、相手の気持ちを聞き出すことが出来れば、

「そういうことだったのね、私が悪かったね。」

と謝ることができます。

多くの人は、こういう感性を持ち、問題は解決できます。

しかし、たまに自分しか見えていない人がいます。

「どうして、そんな言い方をするの?」と聞くまでは他の人と同じです。

ところが、自分しか見えていない人は、相手の答えを待とうとはせず、言葉をぶつけていきます。

「わたしは今日体調が良くないのに、頑張ってるのよ!そんな言い方はないでしょう!そんな言い方をするなら・・・・・・・」

このあとは、相手がその場を立ち去るまでエンドレスに続きます。

こういう人は、自分の方ばかりを見ているので、自分で自分の怒りに火をつけ、更に燃え上がって、更に怒り狂います。

これは、ちょっとした精神疾患なので、説得しようとしたり、謝ろうとしても無理です。

何を言っても聞こうとせず、自分の正当性だけを主張し、相手の落ち度を責め、そこで再び怒りを燃やします。

そういう人からは、距離と時間を置くのが一番です。

そして、そんな人からは、人が離れていくので遠くから見ているとよく分かります。

表面的には普通でも、言葉や表情の端々に表れる攻撃的な異常性をみんな感じ取っています。

運悪くそんな人と仕事などで行動を共にしなければならないときには、その人が間違ったことをしても見ないふりをしたほうが無難です。

間違いを指摘した瞬間に、怒りに火がつくこともあるからです。

そんな人は、自分第一優先という考えが、他の人よりも顕著なので、どんな悪いことも他人のせいにし、自分を守るために、嘘をついたり、他人の悪口を吹聴することも平気です。

かわいそうなのですが、脳の機能がそのような仕様になっているのだと割り切って、必要最低限の関わりにとどめておくしか方法はないようです。

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この記事を書いた人

長い間女性専用のセラピストとして働いています。私は心理学の博士号を持っており、特に女性が直面する多くの問題――例えば、キャリア、家庭生活、恋愛、夫婦関係、自己肯定感に関する問題――に焦点を当てた研究と臨床経験が豊富です。

多くの人が疑問に思うかもしれませんが、「なぜ男性が女性専用のセラピストに?」という質問には明確な答えがあります。私は長い間、男女の問題に対する異なる視点やアプローチがどれほど有益かを研究してきました。多くの女性が男性セラピストからも有用な意見や視点を得られると感じています。そのため、私の専門知識と経験を通じて、女性専用の安全な環境を提供することに力を入れています。

セラピーセッションでは、個々のクライアントが抱える問題や疑問に対して尊重と共感をもって取り組みます。無理なく自分自身を解放できるような環境を整えることが、私のセラピストとしての目標です。

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 自分のことしか見えてない人はと言いますけれど自分自身がそういう人の場合はどうすればいいんですか?
    あと正当性を主張するのは悪いことではないですよね?

    • コメント、ありがとうございます。
      自分のことしか見えていない人は、自分の間違いを指摘されると、自分を否定されたと思いこんでしまいます。
      相手の言葉を正しく理解しようと思うだけで、そこに会話が成立し、お互いの思いを理解し合うことができます。
      正当性を主張することは、悪いことではありませんが、この記事では、相手の言葉を一切聞かずに自分の意見だけを主張する人について、書いています。
      会話は、キャッチボールです。
      相手のボールをしっかりと受け止めること。
      そして、相手が正しく受け取れるボールを投げること。
      これができれば、問題が起きることは少なくなると思います。

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